ノルウェー報告2 ~羊牧場と生体検査~

9月9日

 前夜スノーサのホテルに遅く着いたのでわかりませんでしたが、ホテルは湖のそばにありました。
 2日目は、まずスタインシェールにある食品監督庁地方事務所でレクチャ一を受け、レバンゲルの羊牧場で生体検査を見学。検査前に検査器調整を行ってから臀部に測定器をあてて測ります。ノルウェーの食肉の基準値は600ベクレル/kg。サンプル検査を行って、基準値の600ベクレルをこえる羊がいれば、その線量に応じて牧場内で汚染のない餌を与えるクリーンフィードが行われます。この牧場では600ベクレルをこえる羊がいて、3か月間囲いの中で汚染していない餌を与えるクリーンフィードが行われることになりました。羊からみれば命が3か月のびたことになりますが、その時は全頭検査です。

 羊は6月から9月まで放牧され、今年はきのこの当たり年で、サンブル検査で600超えがでることは予測していたようです。
 さてこの検査には農業高枚の生徒さんが手伝いに来ていました。
 この後リルハンメルに近いイェンデスハイム マウンテンの山小屋まで移動時間5~6時間。途中、放牧地から戻る牛の集団にあって通りすぎるのを待つこと10分以上。山小屋に着いたのは21:30を過ぎていました。空にはスーバームーンが出ていました。

 

 菅野 クニさんの写真

菅野 クニさんの写真

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