年末年始の例外的宿泊許可

自宅のある福島県飯舘村は全村避難中。居住制限区域にある我が家は出入りは自由でも宿泊は許可されていませんが、昨日29日から1月3日までは、事前に届けることで例外的に許可されました。事前手続きをすませて、自宅に帰って、いつもの年末恒例の餅つきをしようと昨日から餅米を水に浸して準備をしました。雨の降る中を同居している夫の両親を連れて、餅米を持って自宅に向かいました。自宅には数日前に降った雪が残っており、玄関前には主が不在で伸び放題だった草が枯れて見苦しい姿になっていました。室内にはネズミがやってきた痕があります。餅つきどころではなく、まず掃除から始めました。
避難前は3臼(6升)の餅をついていましたが、今年は自宅で食べるだけの1升をつき、昼食はいつものようにつきたての餅を食べました。家の中の様子を見ると泊まる気持ちが失せて、借り上げ住宅に戻ってきてしまいました。こんな訳で今年の歳とりも避難先です。まだ除染もされていない我が家です。帰村予定は平成26年、自宅でのいつもの歳とりができるまであと2~3年かかりそうです。避難先の借り上げ住宅の近くの田んぼにはたくさんの白鳥がきており、その数が増えています。白鳥の世界には風評はなさそうで、その姿に癒されています。