甘こうじの誕生

甘こうじが誕生したのは、ちょうど1年前の今日です。

一昨年の暮れに85歳の義父から、「塩こうじって何だ?」と質問されました。料理に使ったり、卵を焼いたりできるとTVでやっていたとか。巷では塩こうじブームで、レシピ本まで出ているのは知っていましたが、私の興味の対象外でしでしたから「味噌作る前の、こうじと塩をまぜたものでは?」と適当に答えていました。

昨年の1月4日の早朝に、義姉から「味噌作りたいのでこうじが欲しい」と電話があり、明治30年代に創業の船場のこうじ屋さんに買いに行きました。お目当てのこうじを買ってから、塩こうじを尋ねると「福島は寒いので塩こうじをつくるよりは、ねりこうじの方がいい…」と教えられ、試食させていただきました。そのやさしい甘さに感動して、作り方を教えていただきました。

早速我が家で実験。出来上がったねりこうじで卵焼きを作り、塩鮭にぬって焼いてみました。毎朝食べているヨーグルトに入れてみたら想像以上のおいしさにビックリ! 今では、欠かせない食材になっています。

今年数え年88歳になった義父の質問がなかったら誕生しなかったねりこうじです。

「ねりこうじ」ではイメージしにくいようなので、ニコニコ菅野農園では甘いこうじの「甘こうじ」として商品化しています。