子どもは未来である

11月に入ったら北からの使者が2羽飛んできました。今日水原川の白鳥の河原に行ったら、こんなに増えていました。

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安達太良連峰の雪化粧をみたら、急いでタイヤ交換をしなければ…と販売店に予約して冬道対策も済ませました。

 

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保健師の現役時代にバイブルのように読んだ本があります。

著者は東大医学部の小林登先生の「子どもは未来である」という本です。

赤ちゃんを抱くことやあやすこと、授乳を通して子どもの心が育ち母性が育つこと、母子相互作用について書かれた本です。

赤ちゃん健診で、「今、お母さんに抱かれているこの赤ちゃんが大人になった時の社会が、私の保健師としての仕事の答え」と自分に言い聞かせ、育児は理屈ではなく、子育てを楽しめるようにお母さんたちに語ってきたつもりでしたが…。

今、悲しい話題が多くなったように思えて…。

平成元年に飯舘村の「若妻の翼」で海外に飛んだ仲間も孫がいる方がほとんどで、例外なく「孫はかわいい」と言って、孫のいない私を気の毒がっています。そんな私も、幼稚園から中学校まで時々お邪魔することがあり、すべての子どもが私の孫だなと勝手に思っています。

2学期は幼稚園の運動会、小学校の学習発表会、中学校の文化祭、そして昨日(11月16日)は幼稚園のお遊戯会で、すべて仮設の学校や園舎で行われました。

しかし、仮設の園舎で思いっきり遊んでいる子供たち、仮設の校舎でしっかり学んで、将来の夢を描いている子供たちの姿は、決して仮の姿ではなくホンモノです。

子供たちはふるさとの学校で学べなくても、先生方はふるさと学習をしっかりしてくださっていて、その発表に涙が止まりませんでした。

幼稚園では3歳児のもも組さん、4歳児のちゅうりっぷ組さん、5歳児のすみれ組さんの発表では入園式から大きく成長した子供たちをみて、震災~原発事故~避難の中で成長停滞してしまった大人に前進するパワーをいただきました。

幼稚園のお遊戯室には離れ離れになってしまった祖父母もたくさん見えていて立ち見の状態です。子供たちの元気に頑張る姿から、人間力を回復した大人もたくさんいたのではと思った一日でした。

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 3歳児もも組の音楽劇「てぶくろ」…ウクライナの民話です。

 

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 4歳児ちゅうりっぷ組の音楽劇「さるかに合戦」

 

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 5歳児の劇「ももたろう」